同センターは、富山県土地家屋調査士会が設置した、境界紛争の解決を目的としたADR(裁判外紛争解決手続)です。富山県弁護士会は、弁護士を派遣することで、同センターの運営に協力しています。
同センターに依頼のあった相談業務の第1号として、事前調査をされた土地家屋調査士の方と私がペアになって、当事者から1時間ほど相談を受け、解決方法などをアドバイスしました。
「とやま境界紛争解決支援センター」の詳細については、直接同センターにお問い合わせください。
住所 富山市牛島新町8番22号 富山県土地家屋調査士会館内
電話 076−413−2040
配付された資料の中で、差し障りのないと思われる部分をご紹介します。
全国の地方裁判所に係属した通常訴訟の平均審理期間
現在は概ね8か月
上記のうち、争って判決までいったケースの審理期間
概ね13か月
医事関係訴訟の平均審理期間(全国)
概ね27か月
つまり、通常の3倍
医事関係訴訟の平均審理期間(富山地裁で平成16年以降終結した事件)
概ね35か月
医療過誤を追及する訴訟は、これだけの長大な時間がかかるということです。
また、富山地裁では、平成16年以降終結した事件は8件あり、一部認容判決が2件、和解成立が4件、請求棄却が2件とのことです。
多額の費用をかけて困難な訴訟を何年も争ったあげく、請求棄却(全面敗訴)となれば、患者側としては文字どおり「骨折り損のくたびれもうけ」ですから、訴訟提起前の慎重かつ緻密な検討が必要となります。
それだけ、訴訟提起前の準備期間が長くなるわけですから、最初に相談を受けてから解決までには、普通の感覚では「気の遠くなるほどの長い時間」が必要ということになります。
主催 入善町社会福祉協議会
場所 健康交流プラザ
〒939-0642 入善町上野2793−1
電話 0765-72-5686
日程 毎月第3水曜日 13:30〜15:30
相談内容は、以下のとおりでした。
・土地の相続手続き
・調停離婚成立後の紛争の蒸し返し
・工事代金等を請求する少額訴訟への対処
・金を貸した知人の自己破産への対処(2件)
友人・知人から助けを求められて、多額の貸し付けをしたが、返してくれない、何とか回収できないか、という相談はよくあります。
しかし、回収できないケースが殆どだと思います。
友人・知人に借金を頼むということは、既に多額の借り入れがあって、お尻に火がついており、恥も外聞もなくなっていることを意味します。
貸した金は、即時に全て貸金業者への返済に充てられ、一円も残りません。しかも、返済されるのは当座の利息だけで、焼け石に水であることが殆どです。
金を貸しても、問題が解決されない以上、本人のためには全くならず、むしろ無理な自転車操業を続けさせることになり、かえって有害ですらあります。
本来、貸金業者が貸し倒れで処理すべき不良債権の一部を、何の関係もない人が返してやったが、本人はちっとも楽にならない、というオチが容易に予測されます。
つまり、大金を渡された相手は、今日はしのげても、明日になれば元の木阿弥です。
銀行等は、不動産などのきちんとした物的担保や公的な保証機関の連帯保証がない限り、絶対に融資しません。
商工ローンは、第三者を連帯保証人に立てさせて融資し、案の定、主債務者が破綻すれば、何のメリットも受けていない保証人から全額回収します(主債務者本人から回収できないことは端から織り込み済み)。
無担保、無保証のサラ金は、30万〜50万しか貸しません。威迫的な取り立てのテクニックを持つプロですら、この程度しか回収できないのが現実だからです。
以上からして、ずぶの素人が、無担保・無保証で100万円以上の大金を貸し付ければ、ほぼ確実に、踏み倒されることになります。
ですから、人情で助けてあげたいのであれば、お金をあげて(無償贈与して)ください。
自分があげてもよいと思う額だけを、あげてください。
「貸した」としても、返ってこなければ、同じ事です。
どうせ同じなら、気持ちよく、あげてください。
貸し付けるということは、返せということです。
返せということは、助けていることにはなりません。
受け取る側も、もらったものではなく、どうせ後で返すものだからと、感謝しません(実際は返せなくなるのですが、そのときは、返すつもりだったが返せなくなったのだから仕方がない、で終わりです)。
10万円をあげる気のない人が、100万円を貸してしまうということは、本当に不思議なことです。
人間関係が大事であれば、貸さないでください。
あげてください。
あげるのが嫌であれば、まして貸さないでください。
人間関係を壊すだけです。
借金の保証人になるのも、同じことです。
保証人になるくらいなら、その借金の額だけ、あげてください。
あげるのが嫌であれば、まして保証人にならないでください(利息・損害金上乗せ)。
人間関係を壊すだけです。
相談内容は、以下のとおりでした。
・隣家との境界問題 2件
・離婚問題 2件
・社会福祉法人の役員の法的地位
境界紛争は、境界を示す物(境界石、杭、擁壁など)や、双方立会による実測図がない場合、非常に困難な事件になってしまいます。
証拠がないのをいいことに、境界をどんどん押し込んでくるトンデモ隣家もいます。
境界が曖昧な場合は、早期に話し合いを行って、双方立会いの下に測量し、実測図を作成することを強くお勧めします。
お隣同士、仲良く事を荒立てない人同士なら裁判所はいりませんが、実際には、長期間にわたる深刻な紛争(しかも証拠がないので裁判所も困り果てる)になることが珍しくありません。
< >内は終結した事件の結果
【民事・前年より継続】16件(既済8件)
医療過誤による損害賠償(訴訟)
老人施設事故による損害賠償(訴訟)
保証金返還(示談)<示談不調で終了>
遺産分割:家事審判
+関連訴訟2件<1件和解成立、1件一部敗訴・控訴>
請負代金2件(訴訟)<1件和解成立>
所有権移転登記抹消登記手続(訴訟)<全部勝訴・確定>
先物取引被害(訴訟)
ゴルフ会員権保証金返還(訴訟)<和解成立>
法人破産2件<1件破産終結>
個人破産<免責>
任意整理2件<2件整理完了>
【民事・2006年に受任】34件(既済13件)
先物取引被害2件(示談)<1件示談成立>
売掛金請求(訴訟)
貸金等請求(調停→訴訟)<和解成立>
医療過誤による損害賠償4件(示談)<2件示談成立>
化粧品トラブルによる損害賠償(示談)<相手方請求断念により終了>
社員持分権確認請求(訴訟)<訴え取下げ>
離婚請求事件(訴訟)
老人ホーム廃止処分差止等請求(行政訴訟)
男女交際をめぐる損害賠償(示談→調停)<調停成立>
抵当権抹消登記等請求(示談)
連帯保証債務履行請求(示談)
遺産分割(調停)
交通事故による損害賠償(示談)
個人破産6件<3件免責>
任意整理10件<4件整理完了>
個人再生1件
【刑事(私選)】
強盗致傷<示談成立、幇助罪にて公判請求、保護観察付き執行猶予判決>
【富山地裁より選任】
破産管財人2件
相続財産管理人1件
国選弁護人10件:強制わいせつ、道路交通法違反2件、恐喝、窃盗3件、大麻取締法違反、詐欺、公務執行妨害・傷害

