被疑者は外国籍の方だったので、通訳者に同行いただきました。
ちなみに、平日の当番弁護士(名簿制)に同行してもらう通訳は、弁護士会の事務局が連絡を取って手配してくれるのですが、休日当番(待機制)の場合は、弁護士自身が通訳名簿を見て、片っ端から電話をかけて、通訳を探さなければなりません(見つかるまでかけ続ける)。
いずれにしろ、弁護士よりも、通訳の方の都合が最優先となります。(^_^;
法務省のHPより「人権擁護委員をご存じですか」
夕方以降は懇親会になると聞いていましたので、割と気軽な会合なのかなと、安易に考えて講師を引き受けてしまったのですが、実際は皆さん非常に勉強熱心で、活発に意見を出されるので、ボランティアなのに凄いなと、感服しました。
日頃の相談業務(人権相談など)の中で、一般市民の日常的な揉め事のアドバイスを求められて、皆さんご苦労されているようです。
相談者の役に立つような正しい回答をするため、限られた時間の中で少しでも多くの情報を取り入れようと、熱心に質問されるので、こちらも、講師として、とてもやり甲斐を感じました。
最初に全員を前に話をした際、
「相談業務では、どうしても相談者は『負け組』の人、回答者は『勝ち組』の人、という社会的ポジションになるので、そのあたり自戒が必要ですよね」
みたいなことをしゃべってしまったのですが、参加者の皆さんの真摯な態度からすると、正に釈迦に説法だったと、終了後に反省した次第です。
私は、午後2時から4時まで事務所に待機し、弁護士会から回されてきた電話相談4件を受けました。
内容は、下記のようなものでした。
・親族の借金への対処
・自分の多重債務の整理法
・親族による名義冒用(勝手に名前を使って借金された)
・古い相続債務の取立て(時効消滅の可能性)
2005年10月5日現在です。
単位会は、東京に3つ、北海道に4つあるので、全国で52となります。
我が富山県弁護士会は、少ない方から数えて12番目です。
かなり、小規模単位会といえます。
30人台:函館、鳥取、島根、旭川、釧路
40人台:青森、佐賀
50人台:福井、徳島、秋田、滋賀
60人台:富山、山形、高知、宮崎、岩手、山梨
70人台:和歌山、大分
80人台:長崎、三重、山口
90人台:香川、金沢、福島、鹿児島、愛媛
ここまで約半分。
100〜124人:奈良、岐阜、栃木、茨城
125〜199人:長野、熊本、群馬、新潟、沖縄、岡山
200〜299人:静岡、仙台
300〜399人:広島、千葉、埼玉、札幌、京都
後は、大都市部限定。
400人超:兵庫
600人超:福岡
800人超:横浜
1000人超:愛知
2000人超:第一東京、第二東京、大阪(いずれももうすぐ3000人)
4000人超:東京(もうすぐ5000人)
富山県弁護士会の会員から見ると、100人位までの弁護士会は、まだ同類という感じですが、数百人となると別世界、千人超えたら別の宇宙です。
大都市部では既に、巨大なビジネスローファームが誕生する一方、多額の宣伝広告費を投じる債務整理専門事務所も林立し、生存競争が始まろうとしています。
富山の弁護士から見れば、大都市部の弁護士に対して「同じ弁護士」「同じ弁護士会」という感覚を共有することは、困難になりつつあります。
さらに、ロースクール出身者が大量に輩出されてくる今後は、「層」としての弁護士は存在しなくなるように思えます。
弁護士の数自体も急増しますから、食い詰めた弁護士による不祥事も爆発的に増加し、「弁護士一般」に対する社会的信頼やステータスは崩壊の一途をたどるでしょう。
富山でも、都会で食えなくなった新人が一気に流入すれば、どうなるか分かりません。
今現在、ティーンエージャーの方には、弁護士となることはお勧めしないのです。
マジで。

