福島武司法律事務所 業務日誌
弁護士福島武司の業務日誌です(不定期更新)
民事訴訟実務協議会
富山では、毎年、県内で民事裁判を担当する裁判官・書記官全員と、弁護士会の会員が集まって、民事訴訟実務に関する協議会が行われます。
今年は、昨日の午後に開催されました。

個々の事件の利害関係と離れて、裁判官と弁護士が同じ高さで話し合う機会は、非常に貴重なものです。


昨日の協議では、弁護士会から、「訴え提起時の当事者の特定」に関する問題が発題され、活発な議論が行われました。
ちなみに、私は一言も発せず、皆さんのご意見を拝聴することに集中していましたので、念のため。

この協議会は、裁判所と弁護士会の信頼関係に基づいて行われており、協議内容の公開は予定されていませんので、ここではご紹介できません。


協議内容とは関係なく、昨日の議論全体を聞いた感想としては、弁護士は、具体的な事件における妥当な結論(この事件ではこうなるように理屈を考えたい)を議論の出発点に置くのに対し、裁判官は、抽象的な規範としての当否(その理屈を押し進めると他の事件で不都合にならないか)を議論の中心に置く、という傾向があるように思いました。

…と書いてみて思いましたが、なんて陳腐な分析だ。
職業柄、当然のことを言っているだけだ。